今、求められている新医学・そして治る鍼|半身症候鍼灸研究会は技術向上を望む鍼灸師、医師、鍼灸学生の為に新鍼灸セミナー、講習を随時開催しています。

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メッセージ
現代鍼灸の存続は、理論のみの鍼灸から効果公開鍼灸への変換が必須条件である

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社会が真に求めている医療は 確実に多疾患 が治る医学であり、それは現代西洋医学にはない。その医療が新時代の鍼にある。 鍼灸家は 最早、 西洋医学基準の科学化 と古典鍼灸論にこだわっている時ではない。

 

現代西洋医学の限界と既成鍼灸の限界

今日の現代医療の裏には薬剤による多くの二次的薬剤性疾患を蔓延させ、外科手術からは感染症による種々医原性疾患を生んできた。医学的生体観の壁から限界のある現代西洋医学は、救急医療と一部外科医療以外の内臓疾患、多疾患を治せず、更に科学派鍼灸家は鍼灸の科学化を妄信しそれに追随する。古典鍼灸理論派は身体上での経絡を知らず、解剖的内臓なき陰陽五行説を人体にはめ込む。古典理論上の効果とは何を治してきたのだろうか。多疾患にわたり根源的に回復、治癒を目指す医学は存在できないのだろうか?

 

悠久の歴史を持つという国内、中国の鍼灸が何を治してきたのか列挙するべきである。鍼灸家はなぜ誰一人、結果の出ていない鍼灸の変革を求めようとしないのだろうか?

鍼灸師大量排出時代のなかにも鍼灸師は開業意欲を失い、国民受診率 5 ~ 7%の低さが意味するものを問う。

古典鍼灸派鍼灸の致命的欠陥は、臨床の秘密主義にあり、科学でとらえられない神秘的理論とする。古代中国医学の伝統的特徴は指導者に臨床公開を求めず、弟子は師匠を超えず継承のみに徹することであった。日本鍼灸界も鍼灸家同志にさえ臨床現場のカーテンを引く密室臨床にもなんら疑念を抱かず、臨床検証なき一方的報告にも恥じることない学会研究発表。鍼灸の科学化研究という、効果の有無さえ社会に評価させられない鍼灸に進歩があるはずがない。臨床に対する秘密主義が東洋医学を衰退させてきた。

 

新鍼灸法は鍼灸を変える

後頭部の切皮、1 ~ 2 点以外全疾患にわたり 1 刺もしない新鍼灸法は、臓器、骨格系を動きのある生体観からとらえ全身組織を統御する原因の追求から、内臓、筋肉系、骨格系、脳内、脊髄、頭蓋骨変位まで網羅し、内臓膜から脳硬膜、脊髄硬膜の身体全体の膜系診断まで重視する。肺炎では気管支、肺胞に留まらず、臓側・壁側胸膜とともに、葉間裂を介した個々肺葉の動きの変位まで診断し、肺炎の多くは頚静脈孔を介した迷走神経の操作で即時改善することが可能である。

 

COVID-19 と間質性肺炎

現代医学が有効薬を生み出せない COVID-19 の世界的パンデミック時こそ、 東洋医学の出番であるはずだが、発生地武漢の中国 ・ 中医学鍼灸と日本鍼灸も、 鍼灸が世界的に求められているとの鍼灸界の宣伝に反し沈黙する。 COVID-19 で東洋医学の幻想が一気に崩れた。 武漢発生の2~3カ月前の 2019 年 8 月には武漢で中国鍼灸大会が開催されている。 経穴数の国際標準化など臨床上無意味な議論より、 この COVID-19 の鍼灸治療法確立こそ社会が鍼灸に期待する鍼の価値である。 種々肺炎をはじめ多疾患を治せない現代西洋医学的追随の科学化に価値を求める鍼灸の意義は何か?鍼灸の各疾患に対する治療効果を知ろうとせず従来鍼灸理論に固執し、 鍼灸の価値を国民に認識させるという鍼灸学会、 国内 17 万人余りの鍼灸有資者、 鍼灸臨床家に病を治す情熱に駆られる姿を目にすることがない。

 

扁鵲の透視診断

古代中国の神医と言われた扁鵲は諸国を遍歴し難病人を救ったと伝承される。新鍼灸法では透視診断を駆使した扁鵲治療を理想の鍼灸法として、透視診断能力の段階まで目標に養成している。常時、治療室での臨床見学を治療に真摯な鍼灸家、鍼灸学生を受け入れている。

鍼灸界最大の謎は、鍼で何が治るのか自身の目で知ることを嫌うことである。鍼灸の臨床効果さえ、他者任せ、既成理論任せの治療である。