①~③までは鍼灸師志望意識の問題です。他の各種専門学校との違いに思い致すことです。他の専門学校卒ではその多くが専攻した技能のプロとして活躍できますが。鍼灸は治療という特殊技能です。治療家として好成績を挙げられる資格取得者は微少です。大部分は治療の業務から離れています。長年厳しい学習を通し取得した医師にでも治せない多くの障害、疾病を治す意思を持とうとせず、鍼灸学校に病気を治す鍼灸師にして貰らえるという発想では悩む意味さえありません。結果が出ないことが見えているから悩むので悩むこと自体、当然なことで不思議でもありません。
鍼灸臨床44年を経て見てきた鍼灸界は、年々歳々鍼灸を少しも知ろうとせず治すことに悩む人々ばかりでした。また学校での対人関係、雰囲気の悩みは無用です。治療家として立てない大部分の級友と親交を深めることは無駄です。わたし自身、在学中では治療家への独自の道のみを進みました。達人治療家になれるのはわずかであることを考えてください。多くの鍼灸学生として、臨床鍼灸家として悩むのは鍼灸治療を知ろうとしないという一言に尽きます。
④の在学中の学業成績については、各学校における成績優等生が著名な臨床家になった例は少ないでしょう。在学中に必要なのは卒後の臨床家としての学習をするべきで資格試験のための知識ではないのです。鍼灸界全体が他者の鍼灸臨床を見ず、見せず臨床現場の知らない鍼灸家で構成されています。