京都府 M・Y 先生|半身症候鍼灸研究会は技術向上を望む鍼灸師、医師、鍼灸学生の為に新鍼灸セミナー、講習を随時開催しています。

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セミナー参加者の声

京都府 M・Y 先生

私が東洋医学に出会ってから早6年が過ぎました。部分的にしか診ない西洋医学と違って全身的に診ることが東洋医学の最大の特徴であり、「これはすごい」と没頭しました。

ところが臨床の現場を重ねていくうちに、一つの疑念が生じました。生来の生命力を活かすはずの東洋医学療法が今は違うのではないか。私は現在の西洋医学、東洋医学療法の治療法に限界と行き詰まりを感じていたのでした。西洋と東洋そういった分かれた概念ではなく、根元となるものがあったはず。その根元に働きかければ、もっとシンプルで短時間で結果が出る治療があるはずと思いを巡らせていた時についにその治療法に出会いました。それが半身症候鍼灸です。

茂木先生のかかれた本の中に、「生命のささやき」と題するものがあります。それを読み進めていくうちに、私がかねてより抱いていた数々の疑問が解決されていきました。驚きとともに大きな前進です。

セミナーの回を追う毎に、その「生命のささやき」という文字が、本の中から飛び出し、二次元、三次元、そして無元の世界へと変化していったのです。それは、半身症候鍼灸が生命力というもっとも根元的なものに働きかけるからです。

セミナーで学んだことを、茂木先生のされたことをそのまますると、必ず結果として表われるのです。患者さん自身が「毎回来る度に元気になる、明らかに違う」と言います。その人の生命力が最大限に引出されるのですね。しかも症状は前には戻らない。

私は一度治療院を見学させていただきました。その中で無駄のない、自分をベストに出せる状態で治療することの大事さを教わりました。とても基本的な事の中に真髄を見た気がします。なぜなら意外とできてない人が多いように思います。それ以来、治療の前の心構え以上に、構えを意識するようにしています。

セミナーで半身症候鍼灸の基本指針を学ぶことができよかったと思います。迷った時、見えなくなった時は、原点に戻る。道筋の立てられる所まで戻って考え直せばよい。そこからまた新たな道ができる。これからはどんどん未知の治療の世界へ踏み込んでいけるのが、重荷ではなく楽しみになりました。私にとって一番の実りです。

茂木先生が長年研鑽されてこられた治療法を惜しげもなく教えていただいた事、心より感謝します。一人でも多くの患者さんに喜んでいただけるよう邁進していきたいと思っています。

6か月間ありがとうございました。