鍼灸師・塾生募集|半身症候鍼灸研究会は技術向上を望む鍼灸師、医師、鍼灸学生の為に新鍼灸セミナー、講習を随時開催しています。

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鍼灸師・塾生募集

茂木扁鵲塾
(新横浜臨床研修センター)

茂木扁鵲塾とは現行の鍼灸を治らない鍼灸とする視点より、現代医療として高度に治る鍼灸とは何かを問い、古代中国の神医と言われた扁鵲が行った透視診断を柱にした究極の鍼灸を再現し、国内に名人鍼灸家を世に輩出する目的の研修センターである。
3,000人弱の資格者が毎年生れ、鍼灸師17万人を越える鍼灸界も鍼灸効果を主張するのは、業界の自画自賛のみである。美容的効果さえない美容鍼が幅を利かせ、すべてに治らなくてよい鍼灸が定着してしまった。中国内での中医学鍼灸も純粋中医学鍼灸は影が薄く実態は中西医結合医学に変遷した。国内鍼灸界での高い中医学人気がむしろ異様に映る。またその人気に対抗できず沈黙する古典鍼灸理論派の存在を問う。鍼灸の実体を知らずに入学する鍼灸学生の美容鍼灸人気も、医療的効果に期待できない鍼灸界に気づいているのだろう。
鍼灸に病者を治すことより職業選択の対象としか見ない鍼灸師が席巻し、自ら業界を狭めてきた鍼灸師の鍼灸の医療的価値を貶めてきた責任は重い。
鍼灸はなぜ進歩しなかったか?鍼灸指導上の最大特徴は臨床を見せず、見ようとしない鍼灸家により存続してきたことである。いまだ臨床なき鍼灸となっている。扁鵲塾は臨床を見ることから始まる「高度に治る鍼」を公開し、「治る鍼灸家」を育成する。デルマトームもブロードマンの体部位局在、心臓心房、心室、脳梗塞も診断できない古典理論の伝統も、身体を診断せず、正常・異常の判定法なき理論を治療と言えるのか?17万人中、病者を治す志を有するわずか50人の名人鍼灸家、現代の扁鵲を全国に輩出するための養成をしている。

応募条件
1.半身症候鍼灸基礎シリーズ終了者(未受講者は相談に応じる)
2.生体を治さず、理論を治す中医学鍼灸、古典鍼灸を越え、究極の高度医療鍼灸を追究する名人鍼灸家を目指す者。
場所
新横浜はりセンター。新横浜駅から徒歩6分。呉竹鍼灸柔整専門学校の斜め向かい。新横浜スケートセンターの並び。

研修内容

◎新鍼灸法(半身症候鍼灸法)◎律動法◎療法指圧(茂木 昭考案・治療指圧法)の修得と臨床研修。手技治療に万能な治療家像を理想とする。

半身症候鍼灸法

刺鍼法は全身縦3領域に流動する気の正常化を目標とする鍼法である。気の3領域の気とは、古代鍼灸理論には記述のない気の存在である。3領域の気の流動の病位に対する刺鍼であり、各対応する計3点が考えられるが、過去において、あらゆる疾患がすべて1~2点のみの刺鍼であった。
後頭部上項線上3点(右身点、中心点、左身点)のうちの1~2点のみの刺鍼でなければ全疾患に対する高度の治療は不可能である。茂木 昭の臨床では平成13年以降、延べ約30万人の多種の難病を含めたあらゆる疾患患者がこの1~2点の刺鍼治療により、全疾患にわたる鍼灸常識を覆す著効を上げてきた。鍼灸は救急医療以外に効果を上げられない対症治療と手術法の現代西洋医学さえ超えられず、逆にそれを追随する鍼灸を鍼灸の科学化と称し社会に訴えている。
治す鍼灸医学の刺鍼は、全身組織が確実に改善するポイントへの刺鍼であり、従来鍼灸理論の刺鍼後まで効果未定の刺鍼を診断とは言わない。刺鍼後無効というケースはあり得ず、必ず、刺鍼の瞬間から生体は全身に治癒力が波及し、全身組織の血行が改善された弾力が生ずる。刺鍼の瞬間から全身組織が一瞬に改善していく様を観察する鍼灸でなくてはならない。限定された適応疾患などない。鍼は生体に治癒力が存在する限り全疾患が回復し、治らなければならない。

律動法

律動法は腰椎5番の律動変位をメジャーとした全組織、全疾患を治療するカイロプラクテイック、オステオパシーを凌ぐ手技治療法であり、茂木 昭により昭和60年ごろ創案された。

療法指圧

指圧の名称は大正年間に玉井天碧等により名付けられたと言われ、当時から主に戦前にかけ存在した手技療法家による治療目的の手指を主にした押圧的手技治療であり、今日認識する指圧とは異なるものであった。当時、行われていたの療法家による純粋な治療的指圧を再現し、新たに完成した指圧法である。背部中心の全身組織を調整する押圧と、肩甲骨操法、季肋部操法で構成されている。

扁鵲塾での目標

我々が目指す究極の鍼は、古代中国の神医とされた扁鵲的鍼である。最高峰を目指す種々治療法において共通する条件は人体の透視診断がある。透視とは望診を極めていった結果、到達する治療世界であり、現代西洋医学の生体機能が反映されていない画像診断とは異なる生体としての体内組織の診断である。体内組織の診断のない古典理論鍼灸でも、人体組織が治っているのならよいが、診断できないものが治っていない事実は社会での鍼灸評価を見れば一目瞭然である。人体内組織、内臓、脳、脊椎、頭蓋骨その他の骨格系、脳脊髄液循環、脳髄膜、内臓漿膜系に至るまで、透視診断と、筋肉反射テストにより確実にMRI、X線画像でとらえられない組織まで診断している。

扁鵲とは

二千数百年前の中国で活躍した医師で、塀の外から病人の体内を診断したことで知られ、人には脈を診てそれを知ったと語ったことが伝承されている。古代においても体内を透視できることなどとは禁句であったことから、古代医療家の水準を知ることができる。医師団を組み全国を治療行脚したと伝承されている。