鍼灸師・学生の悩み|半身症候鍼灸研究会は技術向上を望む鍼灸師、医師、鍼灸学生の為に新鍼灸セミナー、講習を随時開催しています。

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鍼灸師・学生の悩み

1.資格取得後、就職して一般給与額を望めるか?

鍼灸師・鍼灸学生のほとんどが差し当たり、問題にしていることであり、悩んでいることです。低い給与額に不満を示しますが、それは経営者側から見て一般社会の給与水準の支給ができる業界ではないということを知らねばなりません。他の医療資格と異なり、開業権が与えられているのですから、給与額に不満を言う前に、独立開業をすればよいのですが、独立開業して経営しているのは卒業者の一割もいない現実を見ればわかることです。独立開業に関してはお隣の中医師はもっと困難です。給与が安い、開業もできない!

鍼灸治療において最も肝心なことを見落としています。いや知っているのだけど直視することを避けていることです。つまり、治療を受ける患者側に立って見ればすぐわかることです。すべての患者は知っていて、鍼灸師がわからないというのは「鍼灸が治っていないということです」正確に言うと東洋医学、古典鍼灸理論だと言っても、その臨床効果は他の多くの民間療法レベルの効果でしかないということです。…本当に治る鍼灸とは?これは後の3.鍼灸師資格の偉大さに気づこう!で説明します。

2.鍼灸治療で何を治せるのか?

鍼灸が何を治せるのか。鍼灸師・鍼灸学生の皆さん、よく考えてください。99%の鍼灸師・鍼灸学生の悩みは、極論すると、給与が安い。開業しても患者が来ない。来てもその患者の紹介がないということのはずです。ではどのような臨床をしているのか?どのような臨床能力をもっているのか?なぜ、患者が来ないのか?答えは「治していない!なおそうとしていない!治す学習をする気がない」に尽きるのです。

鍼灸の勉強をしたことがあるかと質問すると「学校で学びましたと真顔で答える」学校での学習は資格試験のための教育だということを無視する。あるいは各鍼灸界の指導者に対して、彼らの臨床レベルを検証せず、その権威に依存し盲信する。

①鍼灸学校以来の鍼灸臨床知識を一旦すべて白紙にしてみなさい。

東洋医学鍼灸の最大の盲点はその古典理論にあります。経絡理論を持ち出さなくても、現代医学的にも人体は全機的に機能しています。胃が悪いから消化器の治療をする、卵巣が悪いから卵巣の治療をするという西洋医学と同様に東洋医学も胃疾患の経穴、難聴の経穴など、特定疾患の経穴という人体を部分治療します。経絡を本当に正常にしているのなら、それだけで治るし、他の選穴は不要のはずです。

②鍼灸は臨床効果がすべてです。

古代の長期にわたる多種医書のパッチワーク理論に心酔していても治りません。中国での指導的中医師でもよいし、国内の著名な理論派指導者の臨床を徹底して自らの目で検証することです。治る鍼灸であることを確認せずに学び、治らないことを悩んでいても仕方ないのです。

③治る鍼灸を見聞することです。

鍼灸師として鍼灸を学ぶより、患者の立場で鍼灸臨床を見聞し、検証することです。鍼灸が治っているのか、治っていないのかどうか。それを知らないのは、当の多くの鍼灸師です。患者は知っているのです。治っている鍼灸師と治っていない鍼灸師を確実に知っているから、治らない鍼灸師のところには行きません。多くの鍼灸師が治せないから、開業できず、不満のみを言う鍼灸が世に満ちているのです。

④治る鍼灸を見聞する努力さえ惜しむようでは鍼灸臨床も無理なのです。

⑤臨床見学を広く受け入れています。

鍼灸界発展を阻む一つの問題は、鍼灸界すべてに言えることですが、臨床見学されることを忌避する傾向です。それに対して学ぶ鍼灸師も実態を確認せず権威を有難がることです。わたしの治療室では常識と臨床に対しての熱意のある方なら、どなたでもすべて臨床を公開しています。鍼灸学生でも見学できます。新鍼灸法ならこれほど治るということを知ることで鍼灸界全体の国民の期待にこたえうる鍼灸の発展を願うからです。

わたしの治療室は、おそらく全国一遠方から患者が来る治療院でしょう。飛行機でくる方が毎日います。難病も一番多いはずです。治療時間は一人5分前後です。わたしの一日の患者数は最高110人でした。今年の最高患者数は104人でした。保険は使いません。すべて自由診療です。現在は制限していますが、毎日、1~2匹の犬・猫の患者も来ます。

3.鍼灸師資格の偉大さに気づこう!

鍼灸師の皆さん、そして現役の鍼灸学生の皆さん。鍼灸師という資格をどのように考えていますか?多くは、この資格で肩凝り、腰痛などを治したい。あるいははやりだから、美容鍼灸なども身に着けたい。このような癒し系の鍼灸を望むのでしたら、この文面は一切不要ですね。

そして経営のことしか頭にない鍼灸師では患者は治せません。わたしはこの鍼灸でなくては、治せない多くの疾患を治し、多くの苦難に苛まされている多くの人々に喜びを知ってもらいたいと思う立場でこの文を書いています。時々、患者として来院する医師を治療しながら、彼ら自身の医療の大変さ、不自由さを思わずにはいられません。

全身組織が連関しているにもかかわらず、心臓については循環器としての心臓器しか、診断できないのです。心臓と肺は一体の機能関係があるにもかかわらず。鼻炎でも呼吸器疾患として気管支、肺の診断が必要です。鼻炎にしても副鼻腔なら前頭洞、上顎洞、篩骨洞の各左右の炎症を15秒以内で診断できるのです。

全身の内臓、五官器、全身の骨格系、大脳全体を2分以内で診断します。受診する各科の専門医は全身の全分野にわたる診断を、その場で的確に診断することと本人の専門分野での診断を瞬時にされることで当然驚きを表わします。しかも確実にその効果を数分後その場で知ることができるからです。

鍼灸師の皆さん、鍼灸師の資格は現代医学が限界とする多くの疾患に著効を上げることができるのです。そしてこの新鍼灸法は病院医療に絶望した多くの人々を救えるのです。いつでも見学を受け入れています。ご連絡ください。
「鍼灸師の皆さん! 鍼灸資格に泣かれないように!」